はじめに
お世話になっております。73期スナイプ級スキッパーの坂本悠太です。今回は、9/4(水)〜9/8(日)までの活動報告をさせていただきます。
9/4(水)久しぶりの北風強風での練習
午前中から風が強く、午後につれて風が強くなっていくコンディションでの練習でした。この日は久しぶりの北風強風で、風の振れやブローとラルでの強弱の幅が大きく、北風の感覚を取り戻すことができました。2年スキッパーの佐藤のランニングがとても速く、成長を感じるとともに、自分ももっと速くならなければと感じました。
9/5(木)
岸や湾の影響を考えた練習この日は北風順風での練習でした。昨日と海面が似ていて、右にいくほど伸びました。この原因として、稲村ヶ崎の湾を通る風は、陸風よりも摩擦が少ないため強いのではないかという仮説を立てました。抽象度を上げると『湾がある方に伸ばす』。逆に『岬がある方には伸ばさない』と言えるのではないかと考えています。また、風によるリーチングの走り方について、チームメンバーと討論を行い、非常に有意義な一日となりました。
9/6(金)整備→合同練習
この日は、午前中に整備を行い、午後から一橋大学さんおよび東京農工大学さんと合同練習を行いました。合同練習では、スタートに関する大きな課題と向き合いました。昔の自分は良くも悪くも、少しでもルームが空いてれば、何を言われようともそこに突っ込むことができました。今の自分はこれができず、大切なチャンスを逃してしまうことも少なくありません。優柔不断をやめ、自分の信じた風やコースを引くことの重要性を痛感しました。また、我々の先輩であり監督でもある日置さんが、オリンピックセーラーの岡田奎樹さんの講演会でのメモを共有してくださいました。このメモでも、やはり自分の信じたコースを走り切ることの重要性が語られていました。
9/7(土)レスキュー→合同コース練習
この日は午前中が微風で、2年生スキッパー練習のために、久しぶりのレスキューに乗りました。練習内容は極短上下と滑りで、レスキューからのセールシェイプの観察や、クルースキッパーの動作、そして海面観察などを行いました。普段のディンギーとは異なる環境で、非常に有意義な練習となりました。午後はディンギーに乗りました。風が吹いてきて、この日も合同コース練習に参加しました。合同練習での成績は悪くはなかった一方で、2タックのロスの大きさを痛感した一日でした。
またこの日470チームは、現役でクルーをされている71期一史さんにお越しいただき、練習を行いました。全日本レベルのクルーの方と乗れるというのは素晴らしい環境です。厳しいお言葉をいただきましたが、いっそうモチベーションが上がった日となりました。一史さん、ありがとうございます。
9/8(日)整備→合同コース練習
この日は、午前中が微風だったため、整備を行いました。整備中、ブームの中を通っているランチャー用のショックとアウトホールを結んでいるアイが取れてしまい、整備の時間がかなりかかってしまいました。インカレに向けた整備は順調に進んでおり、万全の状態を保っています。午後は、合同コース練習に参加しました。この日は昨日よりも成績が悪かった一方で、ランニングでのコースの駆け引きがうまくいきトップ艇になることができ、これが自信につながりました。
また、練習後はチームメンバーでいきつけのお店に行った後、森戸海岸解禁のタイミングで森戸に行き、最も立地が良いバースを確保することができました。
終わりに
私は、この最後の夏合宿で、『扉を開く』というテーマを個人的に抱いて活動しています。これはどこかのヨットブログで見つけた言葉なのですが、これを意識することで、一回の練習で凄く成長を感じることができています。小さな成長を一つ一つ積み重ねていくことで、大きな目標を達成できると信じています。
また、スナイプチームでは、練習前の朝に筋トレを行なっています。これにより、ハイクアウトの持久力を鍛えています。また、艤装が早くなるという副産物もあります。そして何よりも、自信につながります。毎日辛い筋トレを乗り越えることは自分に打ち勝つことですし、筋トレの強度を日々上げることで、昨日の自分にも勝つことができます。これからも引き続き頑張る所存です。
私たちがこのように、全力で活動できるのも、日々応援してくださっているOBOG様、並びに東京都立大学ヨット部関係者様のおかげです。私たちは、日々感謝の気持ちを忘れずに活動しています。ありがとうございます。全力で練習を乗り越えて、私にとっての最後のインカレでは必ず良い結果を残すので、今後とも、よろしくお願いいたします。
以上で活動報告を終わります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。